民芸的プログラミング 〜ソフトウェア開発日記〜

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zoom RSS これに「SE の教科書」というタイトルは無理があるだろう

<<   作成日時 : 2009/05/08 00:21   >>

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この本を読んでみた。

SE の教科書 ~成功するSEの考え方、仕事の進め方 (技評SE新書001)
技術評論社
深沢 隆司

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仕事の基本を学べるS ...
実践するには難しい? ...
汎用的に実効性のある ...

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真っ先に思ったことは、記事タイトルのとおり。

この本は「教科書」と呼ぶにはあまりに、内容がべたべた過ぎる。
大学受験で言えば、「有機化学でよく出る100問」といった問題集に近い内容。基本書というよりも、特定の分野に特化した応用編だ。

普通、教科書といえば、良くも悪くも、基本的な骨格だけをかいてある書物のことだ。
ところが、本書では、その骨格については何も書かれていない。
そのようなものは分かっていることが前提になっている。SE 2年生以上の人でないと、ほとんど意味不明な、応用的な内容ばかりなのだ。

内容は、ほとんどがプロジェクト・マネジメントに関するものばかり。
詳細な試作品の完成を急ぐといった実務的な部分から、プロジェクターを使ったり、ワイヤレスのキーボード・マウスを使ったりといった、実戦的な内容までもが盛り込まれている。

何度か、先輩のプロジェクト・マネジメント技法を実際に見てからこの本を読むと、「あれはこうするべきじゃなかったか?」とか、「本に書いてあることよりも、ここは先輩のほうがうまくやっている」とかいったことがわかりやすいのではないだろうか。
決して悪い内容ではないのだから、既に SE になってしまっている人は、さらっと読み流してしまえばいい。

逆に、SE になりたてだとか、これから SE になりたいだとか、そういったレベルの人には、まったくお薦めできない一冊だ。
絶対に内容を理解できない。
仕様策定会議がどれほど我慢の必要なものなのかなど、実際に週何回も会議に出たことのある人間にしか分かりっこない。そして、それでどれほど議論の内容に抜けがあるものなのかも。

というわけで、「SE 2年生の教科書」とでもいうタイトルにしてあれば、この本、ものすごく良かったのではないかと思ったのであった。

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