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秋葉原が近いこともあって、神田明神の「IT情報安全守護」は有名だ。が、ここは勝手にプログラミング言語の「言語」を意味する「弁」をつかさどる神様として、「弁才天」をプログラマの神様と考え、奈良県天川村までお参りに行ってきた。仕事でちょっとした失敗をして、気分を入れ替える必要もあったので。 天河神社ホームページ http://www.tenkawa-jinja.or.jp/ 7月16日から22日までの間は、「御秘神日輪大辨財天」の特別開帳が行われている。日輪大辨財天は本来は60年ごとの開帳で次は33年後になるのだが、今回は特別中の特別ということらしい。33年後は自分の視力も衰えているだろうから、まともに日輪大辨財天のご尊顔を拝することができるのは今生の最後と思い、出かけてきた。東京から日帰りで(片道6時間)。 新幹線で京都まで行き、近鉄線に乗り換え下市口駅へ。そこからバスなのだが、平日にも関わらず参拝客が多く、臨時バスが2台も出ていた。普段は小型バスのみの路線なのだが、それだけでは足りず、臨時バスのうち1台は観光バス仕様のものだった。山間部を走るため、バス会社としては乗客はなるべく着席させたいらしかった。この臨時バスは天河神社まで直通。50分ほどで神社の前まで到着した。 参拝には公共交通機関を利用してほしいということで、バスを利用すると特別の記念品引換券がもらえるようになっている。神社で引き換えた記念品は天河神社のストラップだった。 三千円以上を奉納すると、特別に昇殿し、日輪大辨財天を参拝することができる。5千円でも一万円でもいいのだが、ワープロ世代の悲しいところで、奉納帳に金額を書く際に「伍」とか「壱」とかいう字をとっさに思い浮かべることができない。前の書いた人の字をちら見してまねしようとしたところ、どうもみな「参千円」らしい。というわけで「参千円」としか書くことができなくなってしまった。そこで、奉納金は3千円とし、後の気持ちはお守りなどの購入など、形を変えさせていただくことにした。 社務所前で奉納金を納めると、拝観券と神布(袈裟のようなもの)を受け取ることができる。それをもらったままの形で本殿まで持って行き、神職さんの手で神布を肩にかけてもらい、昇殿する。昇殿の際のスリッパの数に限りがあるので、それが事実上の人数制限となっている。ちなみに平日昼間であったが、2名待ちほどの状態だった。 昇殿すると、拝観箇所は横並びで3つ。左から、後醍醐天皇像(神職さんの言葉を聞き間違えていなければ)、ご本尊、日輪大辨財天となっている。神仏習合の神社なので、仏像のように見える神像に向かい、二礼二拍手一礼の形で参拝。お札を受け取って参拝完了となる。 帰りも臨時バス。神社前の道は狭いので、小型バスで近くの広場まで移動し、そこで大型バスに乗り換えて近鉄下市口駅まで直行。近鉄、新幹線と乗り継いで東京に戻ったのは午後8時だった。 弁才天は日本では芸能の神様として崇められていることもあり、普通ならば「いや、それ、参拝に来る格好じゃないだろ」と言いたくなるようないでたちの参拝客が何人もいたのが特徴的だった。 そして私、実は、居並ぶ神像に見とれていて、願掛けのようなことをするのをすっかり忘れて本当に「拝観」だけしてきてしまった。どうも参拝には向かない性格らしい。肝心の日輪大辨財天は、事前の予想とは大きく異なり、ものすごく温和で人懐こい御顔で、「愛でる」という教えをそのまま形にしたような御姿だった。 願掛けはし忘れたものの、ずいぶんと気持ちが楽になった参拝だった。 |
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