ウチのシステムはなぜ使えない

相変わらず出張続きで、新幹線もN700を選んでいる余裕もなくて、社内では本を読むくらいしかない状態が続いている。そんな中、久々に読みやすい本に出会った。それがこの「ウチのシステムはなぜ使えない」という本。妙に読みやすいなとおもったら、「暗証番号はなぜ4桁なのか?」と同じ著者だった。この人の本は軽妙で読みやすい。

SEやプログラマなど、IT業界では、大体こんな感じの人が多いから、こういうことに気をつけたら、コミュニケーションがうまくいくよ。ひいては、システムもうまく構築できるはずだよ、といった内容の本。IT業界人に騙されて無駄に高価なシステムを構築してしまわないためにも、読んでおいて損はない。
個人的には、どうせなら、IT業界の改革くらいまで提案してもらえたほうがうれしかったような気もする。実際、付き合いのあるSEさんの話を聞いていると、この本の内容のとおりだし、業界がこの体質だと、IT業界の人も、ユーザーも幸せになるとは思えない。
いや、ほんとに一フリーソフト作家でよかったと思う。こういう社会背景があると、職業でシステムを組み始めると、絶対にろくなことにならないだろうから。

ところで、この本、非常に残念だと思うのは、お金の絡みの話がほとんど割愛されていることだ。ユーザーからどうやってお金をぼったくるかということを最優先に考えているSEさんもかなりいるようだ。そういう人が相手だと、いくらコミュニケーションを密にしても、ユーザー側がしっかりとITについて勉強していない限りは、使えるシステムが出来上がることはありえない。
ITというものは、どれだけお金をかけたとしても、最終的にはユーザーの自己責任になるものなのだということを忘れてはいけない。

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