ツールがお嫁入り

業務委託先から丁寧な依頼を受けて悪い気はしなかったので、自作のツールをいくらか提供することになった。他者から請け負った業務でも使われると癪だなと一瞬思ったものの、そのような小さな考えではいつまでたっても仕事は楽にならないし、それでデバッグが進むならそれでもいいかということで、提供に踏み切ることになった。
提供したのは、PDFで使われているフォントを一気に置換するツールと、ファイル個別のメタ情報を自動的に書き込むツール。
問題は、ツールをPerlで書いてしまったこと。先方のPCにPerlの実行環境はない。

取り急ぎ、Perlで書いたスクリプトをJScriptに移植。移植が困難で、その割には使用頻度の低いツールは提供をあきらめることにした。
で、JScriptだけでは実現できないバイナリファイルの扱いなどはCで実装。JScriptからコマンドを呼び出す形にする。どうせならHTMLアプリケーションにしてGUIもつけてやろうかという寸前までいったものの、時間が足りなくなったので、コマンドラインアプリケーションとして納品することになった。

で、悠々と業務委託先へ。
そうしたら、今時、コマンドラインツールを使いこなせる人は頭数が異様に少ないことが判明。やっぱり簡易でもGUIは必要だったかと思ったものの手遅れ。その場で時間をかけて、コマンドラインの使い方から説明することになった。

で、今日の教訓。
この時代、簡易ツールといえど、人に使ってもらうものに関しては、GUIは必須だ。
いくら懇切丁寧な取り扱い説明書を用意しても、コマンドラインではかえって効率が悪くなる。

GnuPGのGUIを作ることにも意味があるわけだ。

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