サルの自分撮りについての弁護士の見解

先日、このブログで取り上げた、サルの自分撮りの写真の著作権について、弁護士が見解を述べています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140826-00001957-bengocom-soci

まあ、妥当なところではないでしょうか。

カメラを持たせた人間に著作権が発生するわけではなく、サルに著作権が発生するはずもなく、結論としてはパブリックドメインということになります。

その後考えたこと2点を追記させていただきます。


一つは、前回の記事の際の論点の設定の仕方について。

あたかも、「一個人が、Wikimediaという大きな財団を相手に闘っている」というかのような、いってみれば最初から判官びいきを狙った記事を下敷きにして、「サルの撮影した写真の著作権は」という論点の設定がなされていました。

これがもし、「ネットで写真を公開したプロカメラマンが、サルの撮った写真にまで自分の著作権を主張している」というような論調の前ふりがなされていたらどうなったでしょうか。
おそらく、コメントも違う方向に誘導されたはずです。

要は、変なバイアスがかかった状態になっていたわけで、それに気づかずに議論を進める大衆社会の怖さ、というものがちらりと見えました。


それともう一つは、また別で、私、このカメラマンに著作権が認められる方法を考え付きました。

「ごめんなさい。今までの話はウソでした。本当はこれ、私が撮った写真だったんです。売名のためにサルが撮ったと言ってしまいました」

と、カメラマンが言えば、写真の著作権については、カメラマンに認められるのではないでしょうか。
サルが本当に自画撮りしたのだという決定的な証拠を誰かが出さない限りは。

ただ、この場合も、著作権は認められたとしても、嘘つきのそしりは免れませんし、「サルが撮ったから価値がある」と思って何らかの対価を支払った人がいた場合、逆に損害賠償ものになってしまいます。
損得勘定でいけば、損だらけになってしまうでしょうね。

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