紙の本が90%消えるという寝言

小飼弾氏が「紙の本は90パーセント消えます」とか言ったらしい。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100419-00000302-gtwo-ind
業界の片隅にいる人間として、それは絶対にありえないと逆に断言する。
90%なんて、中途半端な消え方は絶対にできっこない。
消えるのなら99%以上が消えることになるだろう。

出版不況とか言いながら、結局のところ、本の品質がたまらなく落ちているのが現状だ。
粗製濫造の本が大量に書店店頭に並べられている。
粗製濫造とはいえ、これだけ大量に乱造しているがために、本の値段が現状のようになっているとも言える。

もしも、電子書籍なりが台頭してきて、90%もの紙の本が消える事態になったとしたら。
印刷所がたくさん倒産するだろう。そうなると、今のような値段で本を印刷することができなくなる。
本の値段は上がり、さらに売れなくなるというスパイラルに突入するわけだ。
文庫や新書だって、どんどん値上がりしていかざるを得ない。
その行く先は。

紙の本が2千円で、同じような内容の電子書籍が500円とかいう状態になったら、誰が紙の本を買ったりするだろうか。

紙という形で残れるのは、よほどの豪華本くらいだろう。

紙の「本」だけで出版社をやっていける時代はもう終わりに近づいているのだなと思うことの多い、今日この頃だ。

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