絵にはどれほどの背景が必要か?

背景といっても、描き込まれている背景のことではない。
絵の描かれた状況だとか、絵にまつわる話だとか、そういった付随的な話のことだ。
Bunkamura のレンピッカ展を見ていてそんなことを考えた。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/10_lempicka/index.html

なんだか見たことのあるような絵だなと思って調べたところ、5年ほど前のアール・デコ展の絵の人だった。
http://event.yomiuri.co.jp/artdeco/index02.html

絵の紹介については、上のリンク先のページのほうがよほど詳しいから割愛。
写真のように描くだけが絵じゃないってことを、今さらながらに知らされた。

さて、問題は、絵の描かれた背景。
もちろん、そういった背景無しでも、レンピッカの絵は楽しめる。クセが強いし。

一方で、背景まで知ってしまうと、また違った絵に見えてくる不思議もある。
「本能に生きた伝説の画家」とか「美しき挑発」とかいった宣伝文句にふさわしい背景が、これらの絵には確かにあるのだ。
Wikipedia などで、そういった背景はある程度説明されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AB

好き勝手に生きる一方で、その好き勝手さを隠そうとしなかった、そういう生き方をした女流画家。
しかも美人(だというのだが、価値観の違いというか...自分にはそれほど)。
結局、描かれた絵の中の人たちにも、そういう生き方、物の見方が反映されている。
そういうところまで知ってしまうと、また絵が活き活きと見えてくるから不思議だ。

背景を知る前と知った後、どちらが本当の絵なのだろうか?

無我夢中で見ても美しく、冷静に資料をめくりながら眺めてもまた違った形で美しい。
そんなレンピッカの絵。

渋谷の東急Bunkamuraでのレンピッカ展の会期は後10日ほどしか残されていない。見たい人はお早めに。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック