日雇派遣を取りやめた場合のシミュレーション

今の会社で、もしも日雇派遣の利用を止めて、全部直接雇用(ただし日雇)にしたらどうなるか、業務のシミュレーションをやってみた。
業務は数ヶ月に一回程度の全国規模のイベント。
これまでなら、派遣会社に「何日に何人お願い」と頼んで、当日には来た人に仕事をしてもらって、後で請求書に従ってお金を払うだけで済んだのだが。

まず、募集からやらないといけない。そして、面接。採用の決まった人に連絡。事前の資料送付。急用などで当日来られなくなった人の管理も必要だ。
当日の仕事はそれほど変わらない。
最後に後日、謝礼の支払い。

これだけの仕事が増えることになる。
誰がやるのだ?

結局は、そのための人件費が会社にどんとかかってくることになる。

これまで派遣会社に払っていた手数料がなくなるのだから、その分で人を雇えばいいのか?
といっても、イベントは単発ものだから、そのための人を雇ってしまうとえらく不経済になる。
おそらく、派遣会社への手数料よりも、直接雇用に必要な管理費用が上回ってしまうだろう。
どうのこうの言って、派遣会社というのはなかなか合理的な存在なのだ。

一方で、実際に働きに来た人に渡す謝礼金はこれまでの相場よりも下げるわけにはいかない。というか、相場より下がったら人が集まらない。

「これまでの手数料>直接雇用にかかる費用」の数式が成り立てば、労働者にとっても雇用する側の会社にとってもハッピーなことになるのだが、実際にはその逆になりそうだ。
特に、私の勤め先のような業態の場合は。

働きに来てくれる人への謝礼を多くすることもできず、会社は支払いが増え、喜ぶのは...ま、そのために人を何人か雇うことになるのだから、そのために雇われた人はハッピーになるということか。
正規雇用者が(ものすごく少ないだろうけれど)増えるのだから、社会の風潮としては「良し」ということになるのだろうか。



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雨宮 処凛

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  • 「日雇派遣を取りやめた場合のシミュレーション」について

    Excerpt: 「日雇派遣を取りやめた場合のシミュレーション」について 昨日、ささっと「日雇派遣を取りやめた場合のシミュレーション」についての記事を書いたのだが、考察が甘かったようだ。 Weblog: 民芸的プログラミング ~ソフトウェア開発日記~ racked: 2010-03-31 07:58