一口にデフレと言っても

マスコミが、デフレだデフレだと騒いでいる。
流行語大賞にノミネートされなかったのが不思議なくらい、最近、よくデフレという言葉を聞くようになった。
デフレでジーンズが980円になった、デフレで牛丼が280円になった、デフレで地デジチューナーが5,000円を切ったなどと。

しかし、よく考えたら、これらは売れなくて値段を下げたのではない。
ちゃんと利益を出す算段があっての値下げだ。
物が売れなくて渋々値下げしているのではないのだ。
非難される筋合いはない。
値下げを非難しているのは決まって、値下げについていけない企業の関係者だ。

なぜ値下げができるのかというと、それはそれだけの工夫があるからだ。
工場を中国に建設するといったような、目に見える大きな仕掛けだけでない。
例えば、日常業務のマニュアルを整備して、これまで一日10件のお客さんの対応しかできなかったのを11件まで対応できるようにするとかいった、日々の改善も工夫の一つだ。
お客さんのところへ行く近道を発見するだけでも、小さな工夫だ。
このような大小の工夫の積み重ねで値下げが実現しているのだ。

そもそも、それくらいの小さな工夫なら日常的に誰でもやっている。
経済というものは、常に値下げの方向に進んでいるものなのだ。
ちょっと経済学っぽい言葉を使うと、「技術革新によって供給曲線が右にシフトする」ということになる。

技術革新を伴う値下げはいい値下げ、いいデフレなので歓迎すべきことなのだ。
需要の減退による値下げは悪いデフレということで、これらはしっかりと区別しなくてはいけない。

何でもデフレという言葉でひとくくりにして、思考停止に陥ってはいけないと、自分に言い聞かせるべく、以上のことを今日までに調べたので、ここに書きとめておく。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック