河野太郎がなぜ自民党?

時には政治を語ってみる。
興味があるのは民主党の政権運営よりも、自民党の総裁選。
ここ数年、自分はアンチ自民党だった。
なぜなら、自民党は都市生活者の味方ではなかったから。
自民党の政策は、非都市生活者の生活を重視したものだった。都市生活者の納めた税金を非都市(地方ではなく、あくまで非都市)に回して使ってしまうという政策が目立った。

これだと当然のこと、都市部での人気はなくなる。
自民党は都市部での選挙で勝てず、公明党の応援を頼みにしていたが、結局、公明党頼みのままで、最後まで都市生活者を顧みてくれることはなかった。
都市生活者の自分としては、民主党のほうがまだましだと思っていたし、今でもそう思っている。

さて、自民党は保守政党だとか何だとかいう分析の仕方もあるのだが、自分としては、「非都市型政党」という位置づけになる。
都市生活者、サラリーマンの生活よりも、非都市生活者、すなわち、これといった産業のない田舎で、農業だとか土木建設業だとかを主に営んでいる人たちの生活を重視した政党だ。

かつてはそういう人たちの数が多かった。サラリーマンといっても、非都市型の中小の企業に勤めるサラリーマンが多く、自民党の政策に賛同する人が多かった。
しかし、時代は変わり、都市に住む人間が増えた。地方に住んでいても、地方都市の会社に勤める都市型サラリーマンが増えた。逆に、非都市型の経済に依存している人の数は減った。
その結果、自民党単独での政権維持が困難になったのは、もう10年以上も前の話になってしまう。
そしてそれが今まで続いている。
「非都市型」の人たちに顔を向けている限り、自民党が再浮上してくることはもうないだろう。

今回の自民党の総裁選立候補者の発言を比べてみると、河野太郎氏だけが、「都市型政党」への転換を訴えているようだ。
自民党が政権政党として再浮上するのに必要なのは、まさにこれだろう。
選挙に勝つ、政権政党として返り咲くということが大事なのならば、彼を担ぐしか選択肢はないだろう。
他の2氏では、従来型の支持者は着いてくるだろうが、それでは都市生活者が着いてこない。ジリ貧になっていくばかりだ。

しかしだ。
ここで、非都市生活者を切り捨てて、それで自民党であり得るかという問題が出てくる。
河野太郎氏の言っていることは、自民党を、民主党の反主流派にしてしまうことでしかない。
選挙には勝てるようになるだろう。
だからといって、切り捨てられる非都市生活者はどうすればいいのだ?

冷めた目で見れば、非都市生活者の意見を代弁する政党があってもいいはずだ。
それが自民党でなくなってどうするのか?
かといって、それではずっと政権にはつけなくなってしまう。

...書けば書くほど、非都市生活者の未来は明るくないような気がして、段々滅入ってきた。
自分は都市生活者だから関係ない、でいい話なのだろうか?

政治のような、慣れないことを考えると、きれいな結論は出そうにないのであった。

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