温室効果ガス 25% 削減についてもう少し

なんだか政治キャンペーンのような話題なのだが、とりあえず、数字が面白いので追いかけてみた。
温室効果ガスと二酸化炭素は必ずしもイコールではないのだが、見つかった資料は二酸化炭素のものだった。

日本の二酸化炭素排出量の推移 (1990~2007年) というグラフがこれ。
http://www.jccca.org/content/view/1045/785/
例によって、0から始まっているグラフではないので、「統計のウソ」が含まれていることに要注意だ。

まず、基準となる1990年で見ると、総排出量は約11.5億トンとなっている。
なので2020年の目標値は8.6億トン程度となる。
どうもピンとこない数字だ。

1990年で日本人1人あたり9.25トンという数字も出されているが、これもあくまで総排出量を人口で割っただけの数字。輸出品の製造に使った二酸化炭素も含まれているので、必ずしも誰もが9.25トンの二酸化炭素に見合った消費をしているわけではない。
そもそも、工場で使われた二酸化炭素まで含んだ数字だと、いよいよもって理解し難いだろう。

結局、いくら数字を探ったところで、見えにくい問題だということだけが分かった。

むしろ、産業界が出している、「25%削減するには、政府試算で失業者が77~120万人増えるとか、一世帯当たりの出費が(年間)33~91万円増えるなど影響が大きい」といった数字のほうが身近なような気がしないでもない。
というか、結局、お金の話が一番分かりやすいということか。

ところで、この産業界が出している数字のとおり、一世帯当たりの出費が年間33~91万円も増えるのだったら、かえって景気は良くなりそうなものだが。



数字でなっとく本質がわかる! エネルギーと環境の疑問Q&A50
丸善
笠原 三紀夫

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