3000年前の八頭身美人 ~ トリノエジプト展

大きな油断だった。
何の根拠もなく、たいして混雑していないだろうと思い込んでいた。
で、美術館のチケット売場に着いて初めて愕然とした。
「3列になってお並びくださーい」の声。
入場制限こそされていなかったものの、なかなかの行列。

今日見学に行ったのは、東京都立美術館で開催中のトリノエジプト展。
http://torino-egypt.com/
「門外不出のツタンカーメン、上野で公開中」という売り文句がなかなかに仰々しい。
だからといって、決してあの有名な「黄金のマスク」があるわけではない。心配無用だ。

入場券を買うのに一苦労。
一苦労したついでに、普通の入場券ではなく、100円多めに支払って、山岸涼子愛蔵版チケットというものを購入してみた。
ここのページの中段で紹介されているやつ。
http://www.fujitv.co.jp/events/torino-egypt/ticket1.html

で、気合を入れて、展示室へ。
すると、展示室へ入るためにまた行列。
いきなりうんざり。
そもそも、ここは美術館のはずなのに、これでは博物館の展示ではないか?

なぜか今日はお客さんの5人に1人くらいの割合で小学生が混じっていた。のだが、そのほとんどが、このあたりでいきなり退屈しはじめている。
いや、確かに自分もこのあたりで既に「失敗したかな」と思い始めていた。

しかし、次の部屋で全てがふっとんだ。
http://www.fujitv.co.jp/events/torino-egypt/exhibit2.html
このページにあるような、2mクラスの石造が林立している。
しかも、3000年以上も前の作品とは思えないほど、誰もがスタイリッシュ。
まるで今風の、体の線の細さだ。
ルネサンス期の絵画のようなふくよかさでもないし、仏像のような肉付きのよさでもない。
頭も極端に大きくなってはいない。

それこそ、山岸涼子のマンガの世界から飛び出してきたような、少女絵のような彫像群。
もう、今日はこれだけでお腹いっぱいだった。

その後も、色々と学術的な展示が続き、最後には本物のミイラまで展示されているという趣味の悪さ(関係者の皆さん、ごめんなさい。でも、ミイラって要は死体ですよね? 私の趣味とはあまりにかけ離れていたもので)。

というような一連の展示だったのだが、彫像やレリーフに描かれた人物画が印象に残っている。
彫像群に限らず、レリーフや絵の中の登場人物なども、獣頭などの特殊例を除けば、8頭身に近いバランスで描かれている。正直、中には頭がやや大きすぎる作品も含まれているのだが、それでも基本的に首から下のバランスは少女漫画のような線の細さ。

結局、一連の展示を見てまわるのに2時間ほどを費やしてしまった。
正直、ツタンカーメンなんてどうでもいいという印象。
あの第2展示場の彫像群はとにかく必見だ。
...ツタンカーメンも第2展示場だったけど。

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