マンガでごまかさない統計学入門

分かりやすい統計学の本を探していて、ふと手にとってしまった一冊。

マンガでわかる統計入門 中学数学だけで理解できる! (サイエンス・アイ新書)
ソフトバンククリエイティブ
今野 紀雄

ユーザレビュー:
人に「わからせる」の ...

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統計学といっても範囲が広いのだが、この本では、主に高校で習う範囲を扱っている。
具体的には、確率分布、推定、検定、相関関係といったあたりだ。

この本のいいところは、とにかく分かりやすいところ。
実例が少なすぎるのは、本のサイズからして仕方のないところであるが、その数少ない例が、テレビの視聴率の話であったり、イチロー選手の打率の話であったりと、その場その場で非常に適切であることに加え、身近で、親しみやすい。

この本を読んだからといって、すぐに何かができるようになるわけではないが、次へのステップアップにちょうどいい一冊だ。
というか、次のステップがなければ、かなり物足りない一冊になるかも知れない。
この本は色々な意味で、まったくの入門書なのだ。

逆にこの本で残念なのは「マンガでわかる」とタイトルに銘打っておきながら、実はそのマンガと、本の内容にほとんど関連がないところ。
マンガは事実上、ページを埋めるための捨てカットのような位置づけで、特にストーリーがあるわけでもない。
鋭いセリフをしゃべっているわけでもない。

こういうカットの使い方、本の見た目に余裕が出来るので私は大好きなのだが、人によっては「タイトルに偽りあり」と取られかねない。
本当に「マンガでわかりたい」人にはお薦めできないが、単に統計の入門的な勉強をしたいだけの人になら安心して推薦できる。

なお、この手の本を読むと、必ず参考文献として



この本があげられている。私自身、この本を読んだのはもう10年以上も前のことになるのだが、それが今でも読み継がれており、参考図書扱いされているのだから、こういう本こそ「名著」と呼ばれるのにふさわしいのかも知れない。

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