膝が痛いから本を買った

もう十年以上も膝の痛みに悩まされている。
医者に診せたら手術ってことになるに違いないから、日常生活では痛くないことにしている。
実際に手術になったら面倒臭そうだし。

しかし世の中には気軽に手術に臨む人たちがいる。
なぜ、そんなに気軽に手術に受けられるのか、という見当違い、勘違いな興味からこの本を読んでしまった。



タイトルだけ見て、軽い内容の本だろうと思って読んで、後悔した。
人工美人と聞いて私の頭のなかでは、気軽に体にメスを入れさせるような、手術慣れした人の姿を勝手に想像していたのだ。
しかし、この本の中身はそういった話とはまったく無関係。
人の外見といったものについて、真正面から筆者が語る重たい内容だった。
パロディでも統計的分析本でもなく、どちらかというと、エッセイ本だ。

病気もあって美人とは呼べない顔を持つことになってしまった筆者が、切々と、美人論、不美人論、整形論を語る。
見た目に恵まれないことがいかに損なことか。整形という道を選んだ人がどのような人生を生きていくことになるのか。見た目に恵まれない筆者がどのような男と出会ってきたか。
少しだけネタバレすると、「天然ブスと人工美人 どちらを選ぶ?」と聞かれて天然ブスを選ぶ人はいないというのが現実なのだ。

さてこの本、多分、力作なのだが、思った内容とは違うということもあり、いささか話の展開が遅くて回りくどかったように思う。
筆者は自身が病気であると書いているが、その具体的な病名や症状に関しての記述が出てくるのは最終章だったりする。
また、筆者の視点というか、分析眼というか、そういったものの鋭さを感じさせるところが随所にある一方で、内容があまりに主観的過ぎて、「ああ、たしかにそう考える人もいるだろうね」「確かにそうだけど、何が言いたくてそんなにくどくどとエピソードばかり並べるの?」と言いたくなる部分も多々ある。

結局のところ、膝を診てもらいに病院に行くかどうかの判断材料にはならない本だったということだ。

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この記事へのコメント

ぶりき
2009年03月12日 18:16
ヘルスケア関連は悩みが尽きないですよね。
ひざの痛みについては原因も対応策も沢山あるでしょうから、やはり医者に見てもらうことをお勧めします。で、釈迦に説法でしょうけど、大きな病院には、「セカンドオピニオン外来」などもあり、A病院でこう診断されたけどどうも納得いかない。。。という場合にも気軽に他の病院に相談できるような環境が整いつつあります。とはいっても、お医者さん同士のコネクションというのはIT業界以上に強かったりするので、セカンドオピニオン受診をした先でも「XX先生がそういってたなら、私も賛成です」みたいなことを言うお医者さんもいるようです。まあそんな場合には、サード&フォースチルドレンじゃないやオピニオンを求めていくしかないでしょうね。取り留めないコメントですみません。
kazuyoshikakihara
2009年03月12日 23:10
セカンド・オピニオンって、いい言葉ですね。ドクターショッピングというと悪いことをしているように感じますけれど、セカンド・オピニオンというと、全然後ろめたい感じがしない。
診てもらったからといって、必ずしも痛い目にあうとは限りませんから、確かに一度、かかっておくのもいいかも知れませんね。

実際は、「どうして今まで放置したんだ」と怒られるのが一番怖かったりして。

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