久しぶりに超能力を使った話

今朝、職場の先輩の女性から声がかかった。
「Kakihara さん、ちょっと見てください。私のパソコン、ログオンできなくなったんです」

落ち着いて、ユーザーIDが間違っていないことを確認して、もう一度ゆっくりとパスワードを入力してもらう。
ブッという嫌なブザー音がして、ログオンに失敗。
ユーザー名を確認しろだとか、ログオン先を確認しろだとかいったダイアログボックスが表示される。
「私、パスワードも何も変えていないんです」
...私は悪くないと、そう言いたいわけですね。そういう性格なのは分かっていますとも。ええ。
正直なところ、この段階で、これはネットワークエラーとかそういう類のものではないだろうと私は確信してしまっていた。

「本当は良くないことなんですけれど、もう一度、私の見ている前でゆっくりパスワードを入力してみてくれませんか?」
となるべくやさしく言ってみたつもりだったのだが、彼女、やはりパスワードを入力しているところを見られるのは嫌ならしく、ささっと入力して、またブッというエラー音を出してくれる。
...人に知られると恥ずかしいパスワードだったりしたのだろうか。

そして、そのささっとしたキーストロークの瞬間に私は実は原因を掴んでしまっていた。
「キーボードの故障ですね。キーを叩いた数と、画面に入力された文字の数が合っていませんよ」
しかし彼女はこう言いきった。
「そんなことはありません」
ここで論争しても仕方がないということは、私には分かっていた。

「では、私はこの場を離れますので、もう一度、画面に出ているアスタリスクを数えながらパスワードをゆっくりと入力してください」
そう言って私は自分の席に戻った。
そして数分してから、彼女がやってきた。
「Kakihara さんの言ったとおりでした。キーが一つだめになっていました。でも、よく分かりましたね」
...分からないのは、あなただけです。私は超能力者でも何でもありません。

しかし、こういう、人の話を聞かない人のおかげで、私の超能力伝説は広まっていくのであった。

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