「暗号が破られた」という表現

昨夜、NHK のニュースで、無線 LAN の暗号が破られた話に絡めて、暗号について分かったような分からないような解説をやっていた。
おおまかな流れはこんな感じ。

携帯電話やネットショッピングなど、身近なところで暗号がたくさん使われている事例を紹介。
無線 LAN で実際にパスワードが盗まれるところを見せる。
最近のパソコンが一昔前のスパコン並の性能であることを説明。
新しい暗号技術の開発の事例として、量子暗号を紹介。
まとめ(普及しているが故に暗号技術の置き換えは困難だ)。

話の流れからして、何を言いたかったのかよく分からない。
暗号利用に関して注意を喚起したかったのか、量子暗号を紹介したかっただけなのか。

無線 LAN で「暗号が破られた」といっても、実際は、暗号が数学的に解かれたのではなくて、あくまで復号鍵が盗まれただけの話なのだ。
プログラミングでいうところの「実装が悪かった」という話だ。
量子暗号を使ったとしても、「実装が悪い」とか「運用が悪い」ということは考えられるわけで、どうも中途半端な印象のニュースだった。

無線 LAN は当初から色々と問題が指摘されていたので今さら驚くことはないけれど、これが「SSL が破られた」というニュースだったなら、ちょっと驚いたかも知れない。

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