LPI Japan の 「Linux標準教科書」(無償)をさらっと読んだ

特定非営利活動法人 LPI Japan が授業用の「Linux標準教科書」を開発し、無償提供を開始したとのこと。
早速そのプロジェクトホームページ http://www.lpi.or.jp/linuxtext/ にアクセスし、流し読みしてみた。

授業用の教材なのだから、ちゃんとした指導員が身近にいるという前提なのだろうし、それならば「一定のカリキュラムを提供できる」というだけでも、この教科書の価値は大だ。極端な話、目次だけでも価値がある。
ネットワーク設定の説明の直後にいきなり Apache の設定ファイルの説明があったりと、内容的には、ちょっと説明をはしょりすぎなんじゃないかと思われる部分もある。実際、これだけの設定で Apache を動かすのはまったく現実的ではない。が、近くに分かっている教員がいるのなら、足りないところはその教員が補足してくれるのだろう。

読者として、どのレベルを想定しているのか、どの程度 Linux 以前の知識を持っていると仮定しているのか、やや見えにくい部分がある。例えば、ファイルの概念の説明が無いままに、いきなりファイルの操作の仕方が説明されていたりする。Windows など、他の OS を少しは使っている読者が対象なのだろうか?
初めてパソコンを触る人が独習用に使う教材でないということだけははっきりと言える。
逆に、多少なりとも Linux を使い込んでいる人には物足りないレベルだ。

ところで、この教科書、PDF で配布されているのが最大の難点かも知れない。
ケータイで読める形で配布してくれれば、ケータイでこの教科書を読みながら実際にコマンドを入力して、画面上で動作を試すということができるからだ。
X Window で PDF を表示しながら、ターミナルを使えというのだろうか? 私はそこまで広い画面を持ってはいない。
紙に出力しろというのだろうか? それにしては 246 ページは多すぎだ。

授業なり、勉強会で使うのなら、この媒体問題をどう解決するのか、それが次の課題だと思われた。

あと、この PDF を入手するのに、LPI Japan のホームページで、氏名だとかメールアドレスだとか勤め先だとか、色々な情報を入力しないといけないのが、かなり気に入らなかった。
こういうことをされると、メーリングリストなどに参加する気が失せる。

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