ビットの舟を読みながら

先日紹介したビットの舟(http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/ogata/index.htm)は分量が多くてなかなか最後まで読めない。今日はとりあえず特別編14(2002年2月13日の記事)まで読んだ。
たかが文字コードに、これだけ多くの関係者の下心が隠れているとは、正直驚いた。ユーザーのこと、二の次なのね...。

まあ、誰しも当事者になってみないとわからないこだわりというものがあるのだろう。私だって昨日今日とふりまわされたので、康熙字典の「熙」の字だけが異様に気になる。「ビットの舟」という一連の文書内で、「熙」の字が意味も無く「熙」になったり「煕」になったりと、ぶれが生じていることが、何よりも印象に残ってしまった(それじゃだめじゃん!)。IMEが「こうきじてん」を毎回違う字に変換するとは考えにくいので、執筆者が何度かパソコンを取り替えているということなのだろうか?

以下、順不同に、適当に思ったことを書く。

1.
JIS はあくまで文字を符号化するものであって、字形を規定するものではないというのはよく分かった。なら、例示する字形を二つ三つ用意すれば、「JISが字形を規定している」という誤解は生じなかったのではなかろうか。例示する字形が一つだけだから、「字形を規定している」ように見えるのだ。

2.
JIS は字形を規定しないという一方で、パソコン上で名前を表現するには、結局のところJISのコードを使わざるを得ないという現実がある。日本人特有のことかどうかはよく分からないが、とにかく日本人は名前の字形にこだわる文化を持っている。この問題をどう解決すればよいのか。いっそのこと、本名以外に「JIS名」とでもいうものを皆が持って、パソコン上ではこの「JIS名」を使うようにしてはどうだろうか。ハシゴ高の「高橋」さんは、本名はハシゴ高の「高橋」でも、JIS名は「高橋」にするのだ。
今でもちょっと古いシステムだと、「フリガナ」が必須になっていたりする。いくら日本人でもフリガナの字形にこだわる人はいないだろう。このアナロジーでJISコードの字体だけを使った「JIS名」を用意して、名簿等には「本名」とパソコン処理用の「JIS名」を記入させるようにするというのが私のアイデアだ。ほとんどの人の「JIS名」は「同上」(すなわち、本名と同じ)になってしまうと思うが。

3.
JIS の文字数多すぎ。以前は少なすぎと思っていたが、包摂という言葉などを知るに及び、もっとがんがん包摂して、JISの文字数を減らしたほうがコンピュータ処理が楽になっていいと思い始めた。


と、「ビットの舟」を読みながら、私がいかに余計なことを考えているか、それが分かってもらえれば、本日のところは満足である。

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