人を動かす

「人を動かす(デール カーネギー著)」という本を読んで、あまりに良かったので感想を少し。

以前、「Code Complete第2版―完全なプログラミングを目指して 」 (スティーブ マコネル著 日経BPソフトプレス刊)を読んだ際に、プログラマが読んでおくべき一冊の中に、この書が挙げられていた。
内容は至極単純で、「相手の重要さを心から認め、その重要さを相手に伝える」というだけのこと。そのことを活き活きとした豊富な事例を用いて分かりやすく繰り返し説明してくれており、エピソード集としても楽しめる。
あまりの良書だったので、2回読んでから感想を書こうとしていたら、それが今日まで遅くなってしまった。

小学校の教師が、目の不自由なスティーブ・モリスという少年に、逃げた実験用のネズミを探してもらうエピソードは特に感動ものだった。スティーブは目は不自由だったが、人並みはずれた聴力を持っているということを、この教師だけは知っていたのだ。スティーブ本人ですら、この時まで気付いていなかったと言うのに。このことを機に、スティーブは音楽の道へと進むことになり、後に大成功を収める。スティーヴィー・ワンダーという名で。

ネット全盛のこの時代、人がちょっと特技を持ったところで、所詮は「人より少し歌が上手だっただけ」「人より少し凝ったプログラムが書けるだけ」の凡人だったと思い知らせることが多い。そんな時代であるからこそ、この書にあるように、人と人がお互いに相手の重要さを認め合うことが大切なのだ。
何十年も前に出された本なのに、今でも内容が通用する、むしろ今の時代にこそ必要とされていることに驚いた。また、この本、かなり売れているらしいのだが、本当にこの本をそれだけたくさんの人が読んだのならば、世の中、もっと良くなっているはずなのに、どうしたのだろうとも思った。

(ハードカバー) (文庫本集)

参考:

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