義足のランナーはオリンピックに出られないそうな

両足義足の陸上選手で、アテネ・パラリンピック200メートル金メダルのオスカー・ピストリウス(21)=南アフリカ=さんが、北京オリンピックへの出場を希望していた件で、国際陸連(IAAF)は公正でないという理由で出場を拒否したというニュースが見つかった。
ケルン大学に依頼してよくよく調べたら、ピストリウスさんの義足を使うと、健常者の脚と比べて、より少ないエネルギーでより速く走れることが判明したからだという。
これは、健常者の脚を切断して義足にしたほうが速く走れるということなのだから、かなり恐ろしい話である。日本の常識では考えられないが、世界の他の文化圏では本当にわざわざ脚を切断する人が出かねない問題だ。
なので、今回の出場拒否に限っていえば、国際陸連の判断は肯定されるべきであろう。
また、前向きに考えるならば、将来、疲労度や、パワーの面で、健常者の脚とほぼ同等と認められるような義足が開発されれば、ピストリウスさんのように、脚に障碍を抱えた人でもオリンピックに出られるということでもあるだろう。

いや、なぜこの記事が急に気になったかというと、技術の進歩によって、本当にあらゆる機能で、人間の肉体を上回る義手なり義足なりが発明されるのではないかと日頃から思っていたからだ。人間をやめて機械の体になったほうがあらゆる面で便利になったとき、人は、人であることを選ぶだろうか、それとも機械になることを選ぶだろうか。銀河鉄道999に出てきたような機械の体の可能性について、倫理的な面からもそろそろ議論を始めたほうがいいのではないだろうか。

えー、かく言う私であるが、正直なところ、脳にチップを埋め込むことで思考能力がアップするならば、試してみたいと思うことが、日に何度かある。チップでなくても手段は何でもいい、アルジャーノン化が成功するのならば。

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この記事へのコメント

gpg user
2008年01月15日 09:43
ドーピングの次はサイボーグ化ですかね。

でも人間の機能を強化しているうちは、まだマシかも知れません。
さんざん言われてきた事ですが、文明が進化すると、人間自体は退化する危険性があります。
環境が快適になると、人間はそれに依存します。

車に頼ってしまって、長距離を歩けなくなった現代人。
電卓が無いと、簡単な暗算すら出来なくなった現代人。
パソコンが無いと、漢字を書けなくなった現代人。

もう既に、人間の退化が始まっていると思うのは私だけでしょうか?
未来の人間は、動く事を放棄し、思考する事すら不要になるかも知れません。
kazuyoshikakihara
2008年01月15日 23:29
退化よりも、私にとっては自分の老化のほうが切実な問題でして...と冗談はさておき。
文明の利器を「楽するため」だけに使うとたしかに人間は退化しますよね。
でも、同じものを「夢をかなえるため」に使いたい人間がいる限り、すなわち、より遠くへ行きたいだとか、より複雑な計算がしたいだとか、そういった目的に使おうとする人たちがいる限りは、まだまだ人は進歩していけると思うのですよ。

と、書いていて何だか白々しい...悪い意味で大人になったのかな。
kazuyoshikakihara
2008年01月15日 23:38
実は、この義足ランナーの問題、一日経った今日もまだ真剣に考えているのです。
メガネはOKなのに、なぜ義足はだめなのか。メガネだって人間本来の能力を強化するパーツなのに。
競泳用の水着だってハイテク化が進み、今や裸で泳ぐよりも水着を着たほうが速く泳げる時代なのに。
動力を使わなければOKというのなら、義足もOKのはずだし。けれどもマラソンに自転車を使うのはやはり反則だと思うし。
...競技ってルール作るのも大変なのでしょうね。
公平で、面白みがあって、しかも選手の安全確保ができるようなルールというのは。

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