横溝正史館に行ってきた

山梨市フルーツ公園の一角に、横溝正史館がある。天気も良かったので、日帰り温泉入浴ついてにちょっくらお出かけしてきた。
横溝正史が東京の世田谷で書斎として使っていた建物が取り壊されることになった際、それを保存するために移築したのがこの横溝正史館。横溝正史と山梨の関わりについては、はっきりいってほとんどない。この移築計画を進める際、横溝正史ゆかりの地でなかなか受け入れ先が見つからず、苦肉の策として、移転計画推進者の地元が選ばれたということを、館の案内をしているボランティアの大姉様に教えてもらった。
とりあえず、横溝正史が実際に使っていた書斎がそのままあるだけ。
横溝正史関連の資料が特別充実しているとかそういうわけではない。入館料100円だから、まあ、妥当なところか。それでもコアなファンは全国から見学にやってくるのだとか。

今回、特に私の気をひいたのは、横溝正史、自筆の原稿。これが旧書庫に展示されていたのだが、まず、想像以上に字が汚い。近くにあった江戸川乱歩の達筆ぶりとは大違い。さらに誤字まである(何も誤字のあるところをわざわざ展示しなくてもよかったのではないかと思った)。夏目漱石も誤字連発で有名だったらしいから、これはまあご愛嬌かも知れない。
が、字が汚いというのは、印刷所の、当時だからおそらく活版印刷の活字拾いをする人、にとっては大迷惑だったろうと思う。金田一耕介並みの推理力で、前後の文脈を見ながらもっとも適切と思われる文字を選ばなければならないのだ。
一人でにやにやしていたら、館のボランティアの大姉様が暇だったのか、いろいろと解説してくれて楽しい時間を過ごすことができた。

もう少し、横溝正史関連の資料が充実していくのなら、東京から何度も通う価値があるかも知れないが、まあ、今の展示内容では、横溝正史フリークにしかお薦めできないかな、といった印象だった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック