暗号利用を訴えるイラスト(4)

画像


内藤さん、あやうく命を落とすところでした。メールは簡単に発信元を偽装できますから、全部を全部信じてはいけませんよね。さて問題は、このシンプルなメール詐欺を防ぐのと暗号技術の関係です。

まず、従来型のパスワード方式の暗号の場合です。
日頃から鈴木さんと内藤さんの間でパスワードを決めておいて、常にデータを暗号化して通信するようにしておくのです。
偽者の鈴木さんは平文のデータしか遅れないので、暗号化されていないデータを見た内藤さんはおかしいと気付く...いや、内藤さんは特殊な人だから気付かないかもしれませんが、普通の人なら気付くはずですね。
暗号を応用することで、メールが本物であるかどうかの確認ができるのです。

一方、公開鍵暗号の場合は話がややこしくなります。
単純に公開鍵暗号を使ったのでは、相手が本物の鈴木さんかどうか確認することはできません。誰でも内藤さんの公開鍵を使えば暗号データが作れるのですから。
公開鍵暗号が、メールが本物であることを証明してくれることはないのです。

ただし、公開鍵暗号の応用技術として、電子署名を使えば話は別です。
鈴木さんが自分のメールに電子署名をつけていれば、内藤さんはその電子署名を確認することでメールが本物かどうかを確認することができます。

とは言いながら、そんなにこまめにメールを暗号化している人は現実にはなかなかいませんよね。
悪いことをする人もきっと「今、外出中で自分のパソコンが使えない。緊急なので頼む」とか前置きして平文のデータを送りつけることで、相手をだまそうとするでしょうし。
身を守るには単に暗号技術に頼るだけではなく、悪い人の手口もある程度知っておく必要がありそうです。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2007年10月15日 12:12
うーん、勉強になった。今後もよろしくお願いします。

この記事へのトラックバック