なぜか口の開いている インカ マヤ アステカ展

間違って東京国立博物館に行ってしまうところだった。「インカ マヤ アステカ展」は同じ上野にある「国立科学博物館」で開催中だ。国立科学博物館のホームページ( http://www.kahaku.go.jp/ )で混雑具合を確認できるので、自分のペースで出かけることができる。

待ち時間が10分と出ていたが、まあ、それくらいのほうが立ち止まってゆっくりと見られていいかと思い、大きく構えて出かけていったのが間違いだった。夏休み中ということもあり、子供たちがたくさん来ていて、ゆっくり立ち止まるどころか、展示物の手前まで接近することすらままならなかった。
本当にゆっくりと見たかったら9月になるのを待って、平日に出かけるべきだろう。

展示の仕方は、科学博物館というだけあって、あくまで論理的な順序で、物が並べられている。物珍しさ優先の物見遊山ならば、かえって目的の物を見つけやすかったのではないだろうか。有名なヒスイの仮面とかは簡単に見つけることができた。

展示物は概して民芸的な色合いのものが多い。土器の絵柄なども、自己満足優先で描いたようで、全体的には素朴だけれども色使いや柄はかなり派手だったりする。西洋宗教絵画のような洗練された派手さとはまた違う派手さだ。
最も特徴的なのは神様の表情。日本の神像や仏像はすまし顔が多いのだが、インカ・マヤ・アステカの神様はどういうわけか、絵に描いても像になっても、みな口を開けていて、やや間の抜けた愛嬌のある表情をしている。神様というよりはお友達系の妖怪のような感じに見えてしまう。
神様に向かってお友達とは失礼極まりない言い方かも知れないが、日本だって八百万の神様がいるのだから、中南米以上に神様は身近な存在のはずで、ちょっとしたきっかけがあったなら、もっと親しみのある神様像を描く文化が日本でも誕生していたかもしれないのだ。という可能性を感じさせてくれるような、インカ・マヤ・アステカ、それぞれの神様だった。

もう一つの目玉のミイラは、まあ、いわゆるミイラであって、どうコメントすればいいのか分からない。
科学博物館の常設展のほうにも、江戸時代にちょっとしたはずみでできてしまった日本のミイラが展示されており、下手をするとミイラだけが印象に残る一日になるところだった。

とりあえず空いた時間帯を狙っていけば、常設展まで含めると3時間から4時間くらいは遊べるのではないだろうか。
でも、あえて夏休み中に行くのもいいかもしれない。特別展の展示物の前で、必死にメモをとったり、常設展の実験道具で夢中になって遊ぶ子供たちの表情のほうが、どの展示物よりもずっと印象的だから。

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