著作権保護期間の延長について

今日、スラッシュドットを読んでたら、「著作権保護期間の延長を求める共同声明」の詳細が公開されるとのストーリーが掲載されており、議論が白熱していた。
白熱といっても、ほとんど一方的に「著作権問題を考える創作者団体協議会」の提示した文書を批判するものであったのだが。

ま、確かに、この文書自体は、正直なところお粗末なもので、誰かちゃんとチェックしてから公開したのだろうかといいたくなるようなレベルだった。
Q&AのQとAがかみ合っておらず、また、A同士で内容が矛盾していたりもするのだ(具体例はスラッシュドットでの議論中に出ている)。

一昔前ならば、一方的に紙面で意見を提示しておけばあたかもそれが一般論であるかのようにして世に受け入れられていたのであろう。まあ、今回の文書でも、十人に一人くらいは無批判にそのまま受け入れてしまうくらいの内容にはなっていたかもしれない。
しかし、今や、インターネットがあり、電子掲示板などを通じて情報の信憑性チェックが、完璧とは言わないまでも、そこそこ行われる時代である。
うかつな文書提示は、その文書だけでなく、その文書を提示した人なり団体なりの信憑性までもを損ねてしまう。
「著作権問題を考える創作者団体協議会」の方々は、このあたり、認識が甘すぎたようだ。
ネット時代のリテラシーについての理解が不足していると言われても仕方がない内容であり、文書公開方法であったように思う。

このような方々に、著作物の管理(に関する提言作成)をまかせていいのか、不安にさせられるばかりだった。


その一方で、自分として、本当に、著作者の創作意欲を刺激するにはどうすればいいのか、という疑問が沸いてきた。

著作権の保護期間を70年に延長しますと言われてもそれは、はっきりいって無意味だろう。
何のインセンティブにもなりはしない。

すぐに答えの出せる問題ではないのだが、自分にとって言えることは
・創作が容易になるような技術があること
・鑑賞者が気に入った著作物をすぐに見つけ出せるような検索技術があること
・鑑賞者が気に入った著作物の作者に容易に気持ちを伝えられる技術があること
くらいがあれば、作る側もやる気が出るし、鑑賞する側も、作者に敬意を払いやすいと思うのだ。
まあ、なぜか、技術で解決しようとしているところが自分らしいなと。

心を込めて何かを表現することができて、それを伝えたい人に伝えることができて、伝わったよと人から知らせてもらえるならば、それが一番、著作者にとって幸せなことだろうと思う。

私の拙いプログラムも一応著作物ではあるのだから、私の意見は著作者側の意見として分類してほしいなと、最後に希望を述べておく。

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