民芸的プログラミング 〜ソフトウェア開発日記〜

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zoom RSS 光ファイバー100%論への反論

<<   作成日時 : 2010/05/18 07:59   >>

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ソフトバンクの孫社長が、税金を1円も投入せずに、光ファイバーを全世帯に敷設することができるとの持論を展開している。
あれだけの大きな会社のトップでありながら、これだけチャレンジングな発言ができるあたり、さすが孫社長といった感じだ。
これだから、ソフトバンクの提供するサービスは半歩遅れでないと怖くて利用できなかったりもするのだが、ワクワク感はピカイチだ。

で、今回は私は、全世帯に光ファイバーを敷設することに、反対というか、経済的価値を見出せないでいる。
確かに計算の上では、光ファイバーは敷設できるのだろうけれど(それも怪しいという説はあるが)。

全世帯に光ファイバーが敷設されると、電子カルテだとか電子教科書だとかいったサービスが一気に普及するというのが、孫社長、というか、光ファイバー推進派の主張だ。今の総務省も基本的にこの立場だろう。
想像するに、これはこれで便利な世界なのだろうと思う。

その一方で、今度はケータイではなく、ソフトウェアが「ガラパゴス化」するのではないかという不安がある。
光ファイバーを100%の世帯に敷設できる国というのは、世界中でもかなり限られている。
人口密度が高くて、それなりに経済力がある国だ。
このような国はアジア圏のごく一部だけではないだろうか。
国土の広いアメリカや中国では、光ファイバー100%は考えにくい。

せっかく電子カルテだとか電子教科書を運用するためのシステムを作っても、その技術を国外移転することはできないのだ。
その一方で、海外では、「光100%ではない」ことを前提にした、グローバルなシステムが開発され、やがて日本にも進出してきたりするのではないだろうか。

現実的なところ、光95%で残り5%は無線によるブロードバンドネットワークといった形に落ち着くのではないか。日本でも。
そのほうがはるかに経済的なはずだ。
で、その5%の無線部分がボトルネックになるので、そのボトルネックを前提としたシステムを構築すれば、それで世界に通じる技術が確立できる。

全世帯に光ファイバーを敷設するのは、単にお金がかかるだけでなく(税金がかからないといっても、NTTの利益が減れば納税される額は減る。金額の多寡はあるが結局まわりまわって国民が負担する構図に違いは無い)、光ファイバー100%を前提にした変な技術を育ててしまいかねない。
だから、ここは100%にこだわるべきではないというのが、私の現時点での結論だ。

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