民芸的プログラミング 〜ソフトウェア開発日記〜

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zoom RSS CRM には特別なソフトは不要

<<   作成日時 : 2009/09/29 00:20   >>

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Amazon で CRM 関連の書籍を探していたら、なぜかこの本が見つかった。
それほど分厚くも無く、値段も手ごろだったので、オアゾの丸善で買って読んでみた(←今すぐ読みたくなることが多いので自分は Amazon では滅多に買い物をしない)。

仕事の見える化
中経出版
長尾 一洋

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「見える化」で以心伝 ...
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昨日紹介した CRM 本とは色々な意味で、違ったアプローチの本だ。
CRM の基本は「営業日報」という考え方をしている。
で、そのツールとして使うのは、電子メール。

この本が他のうさんくさいIT本と違ってしっかりしているのは、「考え方の紹介」から入っているところだ。
単にこういうソフトをこうやって使いましょうと言って、テクニックを紹介しているのではない。
まず、ソフト(と言っても電子メールなのだが)を使い始めるにあたって、どういうふうに社員全体の意思統一を図るかといったところから話が始まっている。

電子メールで日報を書くに当たって、タイトルのつけかたや、日報作成の頻度など、事細かに具体的に紹介されている。ここまでルール作りがしっかりされていれば、確かに巨大なシステムなど必要は無い。メールだけで顧客管理は確かに可能だ。

さらにさらに、具体例を出しながら、部下がこういう日報を書いてきたら、上司は必ずこのような返事を出さなければいけないだとか、日報に対してでもお礼があるときはすぐに返信するようにだとかいった、ほとんどおせっかいとも思えるようなところまで、事細かに説明してくれている。
これらは、大事だけれど、意外と省略されがちな部分だ。
この本は CRM 云々以前の部分がとにかく丁寧で、そういった意味で、目の付け所がものすごくシャープだ。

必要なのは、高価なコンピューターシステムではなくて、あくまで人が気持ちよく効率よく働くための仕組み、そして組織が組織として統一的に動くためのルール作りなのだということがよく分かる。

と持ち上げては見たものの、気になるところも少しある。

まず、具体例があまりにおめでたすぎる。
今の世の中、上司のほうが必ずしも仕事ができるとは限らない。残念なことに、個別の案件では、部下のほうが詳しいということはざらなのだ。上司はあくまで部署を管理する人であって、必ずしも一番現場の仕事が出来る人というわけではないのだ。本書のように「上司のほうが仕事ができる」という前提は、やや現実外れだ。

そしてもう一つ。
電子メールを日報に使うというアイデアは確かにすばらしい。変な業者主導の CRM ソフトを入れるよりも遥かに強力だろう。
だけれども、私の立場からはっきり言わせてもらう。
情報セキュリティの問題があるから、電子メールは止めるべきだ。

電子メールでは、ちょっと操作を間違っただけでデータが社外に飛んでいってしまう。また、誰かが偽の日報を作成してしまわないとも限らない。
日報には専用のシステムが必要だ。
専用システムと言っても、高価なものを用意する必要はない。
2chタイプのフローティング型の BBS でもいいし、Wiki でもいい。
とにかく、電子メールは止めておけと、それだけは言っておきたい。

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