民芸的プログラミング 〜ソフトウェア開発日記〜

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zoom RSS プログラマは動かせない

<<   作成日時 : 2009/03/28 09:12   >>

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怒りというか、嘆きと言うか。
取引先のプログラマがとんでもないやっつけ仕事をしでかした。
この件に関しては、発注した私の先輩にも「ばか!」と言いたいくらい問題があった。

その先輩、仕事はできる人なのだけれど、ソフトウェア関係はまったくの素人。
メインフレーム系の仕事を得意にするSIerに、ホームページの作成を依頼するという離れ業をやってのけた。
どうも、コンピュータを使う人間というものがどれも同じに見えるらしい。
何よりも口惜しいのが、「デザイナーさんに発注してください」という私の進言が思いっきり無視されたことだった。

その結果、メインフレーム屋さんに、いきなりまともなHTMLが書けるはずもなく、中でたらい回しになった挙句、結局、一番若いやつがその仕事をすることになったらしい。そして出来てきたのが、いかにも「プログラマが作りました」というようなWEBページ。
確かにタグは全て対になってはいるが、HTMLの文法には合っていない。
デザイン的な要素がまったく無く、ひたすら<br>連発で改行幅を調整しただけ。
とりあえず、あらゆる気持ちをこらえて
「シンプルで見やすいですね」
と社交辞令を言っておいた。

できないならできないと言うなり、できるやつに二次発注するなりすればいいものを、その SIer はなぜこういうことをするのかと悲しくなってしまった。
ちょっと見ただけで、できていないのはまるわかりだし。
仕事全般の信用をなくすことになりかねないし。

そんなとき、ふと山本五十六のこの言葉が思い出された。
「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ」

金をやるから仕事しろ、では、本当の意味では人は動いてはくれないのだ。
「発注者様の命令だ、HTMLを書け」と言っただけでまともな仕事が出来てくると期待したほうがおかしかったのだ。

「やって見せ、言って聞かせ」るために相手以上の力量がなければいけないということはない。
そうすることで、いかに自分がその仕事を大事に思っているかという熱意が相手に伝わればいいのだ。
そのプロセスを省略してしまった、私の先輩にやはり一番の問題があったということだろうか。
発注姿勢を見て、SIer にしても、この程度の仕事で大丈夫という線引きをしたはずだ。
...私の先輩はよほどなめられたということになるのだが、まだ本人は気付いていない...

翻って、一般論の現実問題として、今回はHTMLのレベルで済んだが、もっと高度な言語を使用してのプログラミングとなると、「やって見せ、言って聞かせ」られるだけのぎりぎりのレベルに達するだけでも相当の訓練期間を必要とする。
そこまでできる発注者なら、自分でプログラムを書いてしまうだろう。
「できないから発注してるんだよ」という話のほうがごく当然だ。

そう考えると、結局のところ、「プログラマは動かせない」という結論になってしまいそうで、さらに悲しい気持ちになったのだった。

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