民芸的プログラミング 〜ソフトウェア開発日記〜

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zoom RSS 人月という単位の納得性

<<   作成日時 : 2008/05/22 23:25   >>

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「プログラムなんて、人によってものすごく生産性が違うのに、費用を人月で計算するのっておかしいじゃないですか」と、もう何十回も繰り返されてきた議論。今日も別の後輩に言われた。SIerから出された見積もりに納得のいかない様子で。そう言われるたびに「まあ、人月っていうのは一つの目安だから。じゃあ、代わりにどんな単位で見積もってもらったら納得するの? プログラムの行数? これだっていくらでも水増しできるよ」なんて答えてきた。しかし、今日、もっといい例え話を見つけた。
「馬力」という単位がある。馬の力なんてやはり個体差が大きいのにそれをたとえば100馬力なんてやはり大雑把なくくり方だ。もちろん今日では一馬力=約750Wというきっちりとした定義があるのだが、それを知っているのは一部のカーマニアくらいで、大抵の人はやはり、生き物のほうの馬の力を連想してしまうだろう。それでも、馬力という単位が生活に溶け込んでいるために、揶揄されることはあっても、馬力と言う単位に違和感以上の異を唱える人はいない。
今度から、「人月という単位に納得がいかない」と言われたら「馬力という単位と同じようなものだ。本当に馬何頭と比較しているわけではないだろう」と答えることにしよう。

もちろん、本当に大切なのは「人月」という言葉に惑わされることなく、出来上がるシステムの価値を見る目を、日頃から涵養しておくことだ。
ところで、大学の経済学の授業では、物の値段は需要と供給で決まるものであり、原価なんて関係ない(売れなければ赤字でも投売りせざるをえなくなる、売れるならいくらでも値段を吊り上げられる)と習ったのだが、この理論を適用すると、いよいよもって、人月という単位は意味をなさなくなる。突き詰めれば「高いか安いか」それだけの世界なのだから。

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納得しました。
fuji
2008/05/24 07:18

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